仕事をさぼる能力

雑学

とんでもないタイトル!と思われるかもしれませんが…
意外と重要な能力だと思います。

働きアリの法則

アリの話をしましょう。アリは社会を形成する昆虫です。
集団のトップである女王アリ、女王アリの下で働く働きアリや兵隊アリはよく知られていますね。
働きアリは女王のために餌を探したり、見つけた餌を巣へと運びます。

働きアリのうち、2割のアリは頑張って働き、6割のアリは普通に働き、
残りの2割のアリは怠けているそうです。
頑張って働くアリだけを集めたり、怠けているアリだけを集めた集団を作ってもこの傾向が見られたことから、
この法則は「働きアリの法則」や「2-6-2の法則」などと呼ばれています。

怠けているアリたちは、仕事量が増えてきたり、働いているアリが休憩するようになると
働き始めるそうですが、基本的には常に怠けたままのようです。

能ある鷹は爪を隠す

「常に全力で業務に取り組む」という意識は崇拝されがちですが、止めたほうが良いです。
自身の経験も踏まえた上で言うと、30~40%の力で取り組むと余裕が生まれると思います。
緊急業務が発生したら60~70%の力で頑張ってみましょう。
緊急時でも100%の力を出す必要はありません。

常に全力だと余裕がなくなり、うまくいかない時やイレギュラーが発生した時にイライラすることがあります。
そのような精神状態では周りとの人間関係も正常に築くことができません。
また、全力を出すと周囲からの評価は得られますが、それが当たり前だと思われてしまうと
自分に割り振られる業務量がその分だけ増えます。

そもそも、いつでも全力を出せるコンディションのわけではありません。
自分の状態が悪い時に、業務量が多すぎてノルマが達成できず、
周囲からの評価を下げてしまう可能性もあります。
そうなると、評価を上げようと無理してでも全力を出し、
さらに精神状態が悪化、という悪循環にもつながります。

自分の精神状態が悪化しても、周りの同僚や上司は助けてくれません。
彼らはただの会社員であり、精神科医ではないからです。

俳優/女優のすすめ

業務に全力を尽くすのではありません。
全力を出している感を醸し出す演技に全力を尽くすのです。
・見られていない時は作業をさぼるけど、自分からそれっぽい質問や提案をしてみましょう。
・見られていない時は作業をさぼるけど、上司への報告はちゃんとしてみましょう。
自主的に考えて行動する、報告がわかりやすい、という評価を得られると思います。

業務をさぼっていても、他人から評価を得ることは可能です。
今日からあなたも俳優/女優になりましょう。

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